システム構成例

最小構成

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1台のサーバでシステムを構成します。可用性や性能を望むことは出来ませんが、ユーザ数が多くなく、ハードウェアトラブルなどが発生した場合のシステム停止が容認されるような状況であれば、最小限のコストで導入する事が可能です。

データ層に保存されるデータだけでは無く、OSイメージをそのままバックアップしておく事で、障害発生時の復旧時間を最小限にする事が出来ます。

トライアルや部門単位のような小規模導入、外部との情報交換専用ファイルサーバとして運用する場合等、代替システムが存在するケースで使用されます。

インターネット上に配置する場合

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インターネット上に配置する場合、セキュリティを考慮して、DMZ上にはデータ層に直接アクセスするミドルウェアやアプリケーションを配置しない事が推奨されます。

DMZ上にWebサーバ(上記の例ではApache)のみ配置し、プライベートセグメントにあるTomcatとのみ特定のポート(例としてはAJP通信、デフォルト8009ポート)で通信する様にする事で、ファイアウォールのポリシー設定を単純化し、より精度の高いセキュリティ設定を行う事が出来ます。

ロードバランサーを導入する場合には、Apacheを導入しないケースもあります。

高可用性と性能を確保

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単一障害点を可能な限り廃した上で、全てのサーバをアクティブ状態で稼働させることで、性能的にも優れた構成です。

グローバルスキーマやドキュメントストア部分を管理するデータベースサーバを全てアクティブ状態で構成するためには、導入コストが高くなる事から、データベースサーバのみアクティブ-スタンバイ構成とする事もあります。

Blackboard Xythosでは、ドキュメントストアを単純なサーバ追加でスケールアウトさせる事が出来るため、比較的拡張の難しいデータベースサーバも、運用状況に合わせた対応が可能です。

全社導入など、システム停止が業務に大きな影響を与える場合に、一般的に採用される構成です。

仮想化ソリューションを使う例

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仮想化ソリューションにより、管理すべきハードウェアを最小限にしたままで、複数の仮想的なサーバを用意し、可用性やパフォーマンスを意識した構成を取る事が可能です。

障害発生時の運用をどこまで自動化するかは、導入するクラスタミドルウェアや仮想化ソリューションによって異なりますが、ハードウェア資源に制限を受けない柔軟な構成が可能になるため、可用性とパフォーマンスの両面で将来的な拡張を考える事が容易になります。

最小構成であっても仮想化ソリューションを利用するメリットがある事から、仮想化基盤が導入済みの場合は、規模に関係なく採用されます。