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ECM & Eメール —さよなら、添付ファイル。The End of File Attachments.

こんにちは。前回投稿から大分時間が空いてしまい、今回が2010年最初の投稿になってしまいました。年明け早々、某パートナー様の展示会や、あいも変らずの関西出張、Xythos社の来日などイベントが盛りだくさんでした。今年2010年は更なる飛躍の年となることを信じてやみません。日本におけるXythosビジネスのキャズムを超す1年にしたいと思っています。どうぞご期待ください。

ここで20044月に始まったXythosビジネスの原点に振り返りたいと思います。Xythosが初めて日本に露出したのはLinux World Tokyo 2005でした。出展ブースに張り出したパネルに、極めてシンプルなキャンペーンメッセージ『まだ電子メールにファイルを添付してますか?』と付けたところ、小さなブースにも関わらず大変多くのお客様にご注目をいただきました。あれから5年、今日でこそ、ソーシャルネットワークやオンラインストレージサービスでの情報共有が普及してきましたが、『電子メールに添付ファイル』ということが普通であった当時、やや挑発的なメッセージだったかもしれません。

さよなら、添付ファイル。

さよなら、添付ファイル。

最近行なわれたAIIMによるECMに関するアンケートでは、2009年になってもまだ、多くの組織がEメールの管理に圧倒的なコストをかけているという結果がでています。重要なEメールが完全に残されている、もしくは復旧可能であるかという設問に関して、55%の回答者が少し、もしくは全く自信がないと回答しています。また、添付ファイルに関する設問には、27%Eメールの添付ファイルは管理されていないと回答。これらの統計は、何を最も脅威に感じるべきかがわからなくなってしまうほど驚かされます。もちろん、ドキュメントやファイルを必要不可欠な記録と捉えている組織もあるとは思いますが、しかしそれらの記録が個人Eメールアカウントで管理・保管されているのだとしたら、それは結局災難への道筋を辿っているとしか言いようがありません。

多くの中?大規模の企業は従業員に対し、会社のサーバへのEメールの保管は一定期間(通常30-90日)に指定し、それを過ぎると削除されるリスクがあることを明確にしています。標準のアーカイヴのルールがサポートされていない場合、たいがいの従業員は自分のPCのローカルにファイルをコピー、もしくは持ち運びできるドライバーやCDに保管しています。この場合、必要不可欠なコンテンツは一体どうなるのでしょうか?もし重要なドキュメントの唯一残されたコピーが添付ファイルだったら...。最近は日本でも、Eメールをアーカイヴするソリューションが多数販売されていますが、添付ファイル込みでアーカイヴすることは、問題の本質的な解決になるでしょうか。

読者の皆様は、最新のドキュメントをどこに保存していますか?メールクライアントの受信ボックスや送信済みボックスを探していませんでしょうか。ファイルサーバに保存されているものが最新ではないことはありませんか?重要なドキュメントを保管するのに、Eメールはあまりに危険な場所です。グーグルデスクトップや全社横断的な検索エンジンを使っている方も多いかと思いますが、本末顛倒なソリューションになってはいないでしょうか。Eメールのメッセージ本文を検索したいというニーズはあると思いますが、添付されたドキュメントを探すための解決策としては不十分です。もし、メールのアーカイブが持ち運べるストレッジデバイスの中にあるとしたら...紛失や盗難は、企業にとって大きな信用問題に発展しかねません。

我々は、ドキュメントの内容に関わらず、すべてのドキュメントをオンラインの情報管理システムに保管することを改めてご提案します。簡単にドキュメントを見つけ出し共有することができますし、必要に応じてそれを監視し分類することもできます。オンラインで保管されていれば、ドキュメントをEメールに添付する手間が省けて、代わりにファイルリンクを使用することが可能です。最近ではXythosに限らず、添付ファイルの代わりにファイルリンクするシステムが当たり前になってきています。

企業におけるソーシャルネットワーク活用のメリットとチャレンジについて、色々なことが言われています。従業員が新しいウェブコラボレーションのスキルを活用し、添付ファイルの送付を排除することができれば、従業員とその雇用主のコンテンツ管理はもっとシンプルなものになります。例えば添付ファイルをドキュメントが保管されている共通のレポジトリへのリンクに置き換えることで、メールサーバへの負荷は大幅に減り、コンテンツへのアクセスをより効率的に監視・コントロールできます。

現時点でまだECMシステムを導入されいてない企業の皆様には、導入することを強く推奨いたします。ファイルサーバ、陳腐化したグループウェアなどにバラバラに点在しているドキュメントを集約し、場所を選ばずアクセス可能にすることは、組織のコラボレーションとリスクマネージメントを推進するきっかけとなり、価値ある経験になるはずです。

認知度の高いGoogle Appsやマイクロソフトの新しいSaas版のシェアポイント、Xythos on DemandUSでのサービス、国内ではサービス開始未定)といったサービスは、全業界の標準セキュリティメソッドを用いることでコンテンツを安全に管理してくれます。まずはチーム間でドキュメントリンクの使用、そのメリットを共有し、その経験を活かして組織全体への導入を提案してみてはいかがでしょうか。

次回のAIIMのアンケートでは違う結果が見られるかもしれません。アンケート結果が公表されましたら、またこのブログでご紹介します。そして5年ぶりにもう一度お聞きします。

『まだ電子メールにファイルを添付してますか?』

Slowhand

AIIM2009

ドキュメント管理製品全般(ハード、ソフト、サービス)の世界最大の展示会であるAIIM expoが今年も開催されます。今年は3月30日から4月2日の日程でフィラデルフィアで開催される模様です。イベント詳細はこちらをご欄下さい。昨年、一昨年は連続でボストンで開催されました。筆者の周辺ではレッドソックスの試合を楽しみにいらっしゃった業界関係者も多くいたようですが、何といってもFenway Parkは世界一チケットが取りにくい球場で、大変苦労されたようでした。Philadelphia Philliesは昨年ワールドシリーズを制しましたが、レッドソックスに較べればまだチケットをはとりやすかも?いずれにしても東海岸は夜になると4月でもかなり冷え込むので野球観戦を予定される方はジャケットを準備されたほうが良いと思います。

さて、AIIMはその名(Association for Information and Image Management)のとおり、イメージ情報の管理に関する分野の活動を中心に行ってきた非営利団体ですが、最近では当ブログの主要テーマであるECMの普及に力を入れています。ECMという言葉を最初に定義したのも実はAIIMです。ECMの定義は何度か修正されていますが、今現在は以下のようになっています。
Enterprise Content Management (ECM) is the strategies, methods and tools used to capture, manage, store, preserve, and deliver content and documents related to organizational processes. ECM tools and strategies allow the management of an organization’s unstructured information, wherever that information exists. (AIIMホームページより)
翻訳すると、「ECMとは組織内の業務プロセスに関わるドキュメントやその他コンテンツの電子化、管理、保管、保存、配布を実施するための戦略、手法、ツールのことである。ECMツールと戦略は組織内の非構造化が(そのデータがどこにあっても)管理することを可能にするものである」といったところでしょうか。ECMの対象が対象とするのは主に非構造化データであること、そして非構造化データは組織のあらゆる場所に点在していて、それらのデータを一元管理するためにECMツールが必要になるということだと思います。

AIIM Expoに話を戻します。筆者は6年ほど前からほぼ一年おきにこの展示会を訪れていますが、実に様々なハードウェアやソフトウェアが展示されています。汎用的な高速スキャナ(特に小型のもの)に関してはほぼ日本メーカの独壇場といった感じで日本人にとっては特に新鮮な驚きはありませんが、特殊なドキュメントを扱うためのスキャナーは数多くのニッチなメーカー(ヨーロッパのベンダーが多いように思います)が展示しており、見ているだけも楽しめます。特に貴重書や古文書などを扱うスキャナーは原本を傷つけないようにページめくりなどに様々な工夫か凝らされており、このようなウン千万円もするスキャナーのデモを一日にいくつも見学できるのはAIIMならではと思います。

ソフトウェアについてはスキャニング用ソフトウェア、フォームズプロセッシング+OCRツール、暗号化などのセキュリティツールなど多岐にわたる製品の展示がありますが、最近はECMツールと自ら定義する製品の展示が存在感を増しています。Xythos社も例年どおり展示致しますのでお出かけの方は是非お立ち寄りください。(Booth #1138

実は、アシストマイクロとXythos社との出会いはサン・フランシスコで行われた2002年のAIIM Expoで当社代表の百瀬がXythos社のブースを訪れたのがきっかけだと聞いております。当時はまだECMという言葉もなくXythos社自身の顧客も少なかったとのことですが、あしかけ7年の歳月を経て日本でも15万ユーザに使って頂けるようになりました。とはいえまだまだ本家米国の実績には遠く及びません。「誰にでも使えるECM」をもっと多くのお客様に使って頂き便利さを実感頂けるようにがんばっていきたいと思います。今年もよろしくおねがいします。

by Conejito

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